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Channel: 里山で出会った風景
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弓禅道場 弓禅一如

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武相寅歳薬師如来霊場第一番札所・旧城寺の奥まった処に弓禅道場という
弓道場を見つけたので見学してみた。弓の達人で弓聖・阿波研造の事を知り
弓と禅の一体感 「弓禅一如」 を勉強するのでした。(詳細は写真下にあり)

「弓禅道場」の名前は弓禅一如の言葉にあやかり寺の住職が付けた由

             的まで何メートル位あるのか聞きそびれたが・・・



↓弓禅一如の境地(心を落ちつかせて的が近付いてくるのをまつ無の境地)

              心が落ち着いてから、矢をつがえて・・・

       (23年11月20日撮影・旧城寺の弓禅道場にて)

弓道の達人・弓聖阿波研造(石巻市生まれ 1880年〜1939年)
術(テクニック)としての弓を否定し、道(精神修養)としての弓を探求した人
だそうな。目を閉じた状態で弓を絞ると的が自分に近づき、やがて一体化
する。そこで矢を放つと「狙わずにあてる」ことが可能になるというのである。
阿波研造に師事した日本文化の研究家でドイツの哲学者ヘリゲルの前で
暗闇に立てた細い線香の燈を的にして第一の矢で線香にあてて燈を消して
第二の矢で第一の矢にあててそれれを二つに割ってみせたという。的の前
では仏陀に頭を下げるのと同じ気持ちになろうとさとされたヘリゲルは弓術
に励み、弓と禅の一体感 「弓禅一如」 の境地を悟ったそうです
たかが弓、されど弓!弓道の奥深さを教えられる20日の日曜日の昼下がり。


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